弾ける曲も敢えてテンポをゆっくりにした方がいい理由 〜練習時のテンポの落とし穴

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練習する際のテンポ

楽器を練習していると大体の場合が、

ゆっくりのテンポ→だんだん速いテンポ→原曲テンポ

という順番に練習すると思います。

これは曲を練習する時のセオリーですし、僕自身も練習をする時に使う練習方法でもあります。

さらに準備をするのであればライブの時は大体みんなテンポが速くなる場合が多い事から
原曲テンポより速いテンポでも演奏できるようにしておく事もよく使われている練習法です。

ゆっくりのテンポの方が難しいこと

しかし逆はどうでしょう??

原曲テンポでできるようになってから
再度テンポを下げて練習する事はあまり無いのではないでしょうか??

なぜやらないかというと原曲テンポでできるようになれば
ゆっくり練習する必要性がないからだと思います。

ゆっくり < 速い

で難しいと多くの人は考えがちです。

「テンポを上げるのは難しい」
そう考える事が多いでしょう。

確かにテンポを上げる事はアクションを速くしなければなりません。

そこで要求されるのは技術です。

テンポを下げてみると技術は簡単になりますが逆にとても難しくなるものがあります。
それは、、

リズムです。

テンポが速い方がテクニック面では難易度が上がるのですが
リズムに関しては速ければ速いほど音符と音符の感覚は短くなり
正確さがなくてもテクニック面が上手くいけばなんとなくできているように感じてしまいます。

しかしテンポを下げると音符と音符の間の長さが長くなるため
速いテンポの時よりもより正確にジャストのタイミングを狙うのが難しくなるのです。

テクニック面では難易度が下がるかもしれませんがリズムを合わせる事が圧倒的に難しくなるのです。

曲を練習する際はテンポを上げるだけでなく、
逆に極端に下げてみるのもとても練習になります!

ぜひテンポを下げる方も練習してみてください(^-^)/

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福田祐次
15歳よりギターを始め大学へ進むも音楽の道を諦めきれず 大学を中退し音楽の専門学校へ。 卒業後バンドやアーティストサポート、デモンストレーター、 レコーディング、講師業など幅広く活動。 音楽業と並行しブログにて音楽関連の記事で ライブドア編集部賞を受賞、 バンドマンや起業家などに向け ビジネスセミナーを開催するなど多角的に活動中。 日本酒と魚料理をこよなく愛する。

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