同じような曲にならないようにする方法

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作曲でよくある悩み

バンドのため、自分で歌うため、楽曲提供するため etc…
曲作りをするようになると必ず一度はぶち当たる壁。

『また同じような曲ができてしまった・・・』

何曲か作ってはみたものの、作る曲はどれも似ていて
自分は作曲の才能がないのではないだろうか?
と悩むこともあるかと思います。

今回は同じ曲が出来てしまうことを解決する前に
まずはなぜ似たような曲ができてしまうか原因を考えてみます。

同じような曲ばかりできてしまう原因

1.引き出しが足りない

自ずと好きなものだけを選んでしまっているため、
音楽の知識が少ない。
普段自分では選ばないような音楽を聴いていない。

2.曲に対する分析が足りない

原因1から繋がることなのですが、新しい音楽を聴いた時に
『これは好きではない』で終わってしまっている。

好きではないなら”なぜ”好きではないのか
曲のどの部分がどういう作りになっているから好きではないのか、
という研究までできていない。

3.手癖で作っている

人間は放っておくと自分の出来る範囲のことしかしません。
ギターで作曲をしている方であれば、
自分が弾けるコードでしか曲を作っていません。
ストロークのパターンも自分がいつもやっているようなパターンになっている。

4.音楽理論を知らない、要らないと思っている

理論、理論言っているのはカッコ悪いから、
自分の感覚だけに完全に頼っている。

5.他の楽器を演奏してみる機会を作っていない

自分が担当しているパートではない楽器を弾くことを試していない。
普段ギターで作っているのであれば、鍵盤を弾いてみたりしていない等。
他の楽器を弾いたからこそ見える世界を知らない。

6.そもそも作曲している数が少ない

2〜3曲作っただけで作曲ができていると思い込み、
トライ&エラーの数が少ない。
結果をすぐに求めすぎている。

番外編.曲が天から舞い降りるのを待っている

よく有名なアーティストがインタビューで答えている
『急にパッと天から曲が舞い降りて来た』っていうのを真に受けている。
これは上記のことを行なっている場合にしか舞い降りて来ません。
自分の脳の片隅にもないような音楽は舞い降りてこないです。

総合的原因:努力の数が圧倒的に少ない

努力しているつもりになっている

同じような曲にならないようにする方法

ここまで原因を書けばほぼ解決策が出ています。

  • 普段聴かない音楽も聴いて引き出しを増やす。
  • 聴いた曲を分析する。
  • 手癖ではなく普段自分が使わないコード、リズムパターンを試す。
  • 音楽理論を勉強して使うコードを変えてみる。
  • 他の楽器を弾いてみる。


これを大量に、
作ってはボツにするという作業を繰り返す。

一世風靡した人(例えば小室哲哉や宇多田ヒカル等)より自分は努力できているのか

これが出来れば作曲はかなりたくさん出来るようになります。

なお、上記は一人で家で作曲する場合だけでなく
バンドでアレンジをする際にも同じことが言えます。

また、私は特に最後が大切だと思っています。

例えば、普段みなさんが聴いているアーティストがアルバムを1枚リリースするとしたら
その裏には今回のアルバムに採用されなかった楽曲が
アルバム収録曲の倍、もしくはそれ以上存在しています。

しかし、私達は良い部分しか見ることができません。

作品を生み出すということは裏にはそれだけの苦労が隠れているということを
忘れないようにすることが大切です。

参考:
Q.メンバーが作ってくる曲が同じような曲ばかりでつまらないです。
本人に言ったらショックだと思うので、なかなか言えずにいます。
間接的に伝えたいのですが何か良い方法を教えてください。

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福田 理沙

福田 理沙

バンサポ編集長
10代からベーシストとして国内のみならず海外でも活動。 自身の音楽活動の経験から「本当はもっと良いアーティストがたくさんいるのに全然評価されていない!」と思い、その仕組みを改善するためにアークレイミュージック株式会社を設立。得意分野はWEBに関すること。目標は良いアーティストをもっと世の中に広め、活動し続けられる世の中を作ること。

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