【Maxon SD-9】セッティングに特徴がある!?名機MaxonのSD9レビュー
歪みエフェクター
歪みエフェクターというと最初に思い浮かべやすいのは
BOSSのエフェクターではないでしょうか??
現行でいえばOD-3やBD-2などオーソドックスで使いやすく
値段も手頃なので多くの人に知られている訳です。
最近ではブティック系エフェクターという冠でSuhrやBognerなど所謂ハイエンドなアンプを手がけているメーカーから
手頃にそのアンプの歪みの音が手に入るという謳い文句でエフェクターが販売されています。
(手頃といっても1台3〜4万はしますが。アンプを買うと思えば手頃ですね。)
ミュージシャンに人気の歪みエフェクター
そんな中ミュージシャンズミュージシャンと言われる、
同業者から愛されるギタリストであるScott Henderson、Michael Landauなどがこぞって使うエフェクターがあります。
それがMAXONから発売されているSD9という歪みエフェクターです。
このSD9は1980年代から発売されているロングヒット商品ではあるのですが
初めてこのエフェクターを手にして弾いた人は「?」が浮かぶ事間違い無しなのであります。
その理由はこのSD9がとてつもなくブライトであるという事です。
セッティング
一般的なエフェクターの使い方として多くの場合エフェクターのツマミは
中央あたりを基準に考えている人が多いと思います。
しかしこのSD9はDISTツマミを真ん中あたりにすればかなり深く歪みますし、
TONEツマミを真ん中あたりにすれば相当ジャキジャキの細い音色になります。
しかしながらなぜこのエフェクターはロングヒット商品でありミュージシャンズミュージシャンがこぞって使うのでしょうか?
実はこのエフェクターを愛用している人の多くはDISTツマミをおおよそ10時より下、
TONEツマミは9時より下で使っている事が多いのです。
もちろん機材や狙っている音によってはあげる場合もありますが、
この二点を守ると先ほどまでのブライトなサウンドとは打って変わってとても太いサウンドになります。
そしてAカーブのボリュームポッドを採用している事の多いストラト使いにとっては有難い
ボリュームコントロールへの反応がとても良いのです。
ボリューム操作をする度に歪み量や音色の変化が現れて多彩なサウンドを奏でてくれるので
ソロやバッキングなどで強弱や様々な表現をする際に演奏者にしっかり追随してきてくれるのです。
Scott HendersonやMichael Landauなど
様々なジャンルや表現をしなければならないギタリストにはうってつけな訳ですね。
Scott Hendersonに関しては使っているSD9は現行品の物だと公言しているぐらいなので
ビンテージにこだわる必要もないと思います。
知らずに使うとただただブライトな使いにくい歪みエフェクターなのですが、
ぜひDISTツマミとTONEツマミの上げすぎに気をつけて音作りしてみてください!
ちなみに筆者もこれ一台しか持っていかない時もあるぐらい気に入っているエフェクターの一つです(^^)
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