音楽を楽しむ。恩師の言葉『楽しくないならやめた方がいい。』

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こんにちは!ギタリストの福田祐次(@fukusuke2578)です!(^^)

音楽活動をしているとふとした時に通っていた専門学生時代に言われた恩師の言葉を思い出します。

「楽しくないならやめた方がいい」

あっ、決してネガティヴなお話ではありませんよ!(^^;;

ふと思い出すんです。
きっと当時の僕にはあまりにも衝撃的だったのでしょうね。

この言葉のおかげで音楽に携わっていられているし今でも音楽が楽しいと感じていられるのかなと思います。

事の発端は専門学生2年生の時。
いつも3人出席のクラスレッスンでした。
その日はたまたま2人が休みで僕と先生のマンツーマン状態。

先生と決められたカッティングの上でお互い交代でアドリブソロを取るレッスンでした。

何度か交代してソロを取り合った後に急に演奏をやめて言われたのです。

「おまえそれで楽しいの?」

って。
突然の事でよくわからなかったのですが先生は続けました。

「小難しい事したりよくわかんない事やってるけどカッコよくもなんともないし楽しそうじゃないんだよね。」

「音楽なんて衣食住みたいに人間が生きていく上で必須のものではないんだから楽しくないならやめた方がいいよ。」

「別の楽しいと感じる仕事を選んだ方がいい。その方がおまえの為だし例えプロになれてもそれじゃあ続かないよ。」

と言われました。

すごくグサグサきたと同時にとても救われた気持ちになったのを覚えています。

ギターを勉強する事ばかりに夢中になってて音楽を楽しむ事を忘れていたなって気づいたんです。
当時はCDも音楽として聴いていた訳でなく「資料」として聴いていました。

どんなフレーズがあって、どんなコード進行で、なんて具合に。
でもそれじゃあダメなんだって。

何かで感動した事がない人が人を感動させれないのと同じで、
音楽を楽しめない人の演奏見たって誰も楽しくないよなって思ったんです。

今、自分がライブやサポートやレコーディングを心から楽しめているのもこの言葉のおかげだと思いますし、
自分がギターの先生になって思うのは、生徒に上手くなって欲しいと思うのと同時に楽器や音楽の楽しさを忘れないで欲しいなって事。

時には苦しい事もあるかもしれませんがそれでも楽しいから、好きだからという気持ちは大事にして欲しいなと思うし、自分自身でも大切にしたいなと思います。

こんな事を時々思い出してニヤッとしてしまうんです(^^)

いつか先生とお酒でも飲みながらゆっくりお話できたらなぁと思っています(^-^)

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福田祐次
15歳よりギターを始め大学へ進むも音楽の道を諦めきれず 大学を中退し音楽の専門学校へ。 卒業後バンドやアーティストサポート、デモンストレーター、 レコーディング、講師業など幅広く活動。 音楽業と並行しブログにて音楽関連の記事で ライブドア編集部賞を受賞、 バンドマンや起業家などに向け ビジネスセミナーを開催するなど多角的に活動中。 日本酒と魚料理をこよなく愛する。

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