ギター初心者が家だと弾けているのにスタジオでは弾けなくなる理由!

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初心者のうちは特に家では弾けたのに・・・が起こりやすくなるその理由と解決策

家では弾けたのに・・・

自分の先生から課題曲が出されたり、あるいは組んでいるバンドでの曲が決まって、
「さぁ、練習だ!」
と課題曲を練習する時、みなさんはどういう風に練習されていますでしょうか??

家で1人で練習して、
「よし!!できたぞ!!」
と気合を入れて、いざレッスンやバンドのスタジオ練習で合わせると

「あれ…、あれれ…、こんなはずじゃなかったのに…。」

「いや〜、、家ではもっと弾けたんだよ(^^;; あはは…(^^;;」

なんて経験ありませんか??

僕も普段ギターのレッスンをしていてよく生徒さんが同じような状況に陥ってるのを目にします。

・あんなに練習したのに先生の前やバンドで合わせると弾けない。
・演奏中、一回間違えるとどこを演奏してるかわからなくなってしまう。

心当たりのある方も多いのではないでしょうか??

なぜ家だと弾けるのか

この現象に陥る多くの原因は練習の仕方にあると僕は考えています。

僕が普段勝手に名付けて呼んでいるのですが、
曲を練習する場合

「確認練習」と「実行練習」

に大きく分けられると考えています。

・確認練習とは
確認練習というのはその名前の通り曲で使われているコードやコード進行を確認したり、フレーズを繰り返し練習してフレーズそのものや運指を確認したりの練習を指します。

・実行練習とは
実行練習というのはメトロノームを鳴らしながら間違えてもとにかく曲を最後まで弾ききる練習を指しています。

初心者が陥りやすい練習の仕方

さて、曲を練習する時どういう風に練習していますか??

多くの人は曲を練習する際にまず課題曲を聴いて、譜面を見て使われてるコードを練習したり、出てきたフレーズを覚える為に繰り返しそこを練習したり、はたまたAメロ、Bメロ、サビのようにセクションごとに練習から始めると思います。
もちろんこれは必要な練習です。

そしてそれらがだんだんできてくるとつなげて初めから最後まで通して練習します。
これも必要な練習なのですが、この時に注意して欲しい事があります。

それは、、、

自分のさじ加減で練習しない!
という事です。

どういう事かというと、メトロノームを使わず自分の感覚のみでリズムをとって練習して終わりにしないで欲しいという事です。

「家ではもう少しできたんだよな」

当たり前です。自分のペースで練習しているのですから。
ましてや間違えたら間違えたところから演奏し直していませんか?

無意識のうちに得意なとこは早く、苦手なところはテンポが遅くなっているのです。

そしてその練習法ではセクション同士がつながらないので、AメロからBメロに移るなどセクションの切れ目でミスが増えます。
このままバンド練習に参加したり、誰かと合わせる練習をすると自分のペースで練習していた為、他の人のペースに合わせる事ができずミスが起きます。

おまけに間違えても、間違えたところから練習する方法をとっていた場合にバンドは先に進んでる上に自分がどこを演奏しているのかわからない迷子状態に陥るのです。

ではどうすれば家だけではなくスタジオでも弾けるようになるのか

大事なのは自分のペースでやらず、他人のペースに合わせる練習、
すなわち家ではメトロノームを使い最後まで通して練習する実行練習を練習メニューに必ず取り入れる事です。

自分のペースで通して練習する事は実行練習風の確認練習なのです。

確認練習が悪いという事ではありません。
確認練習をしなければ始まらないのです。

しかし、確認練習と実行練習の練習の2つを使い分けて練習する事をお勧めします。

よく間違えるフレーズを練習(確認練習)

そこの部分だけでなく前のセクションから、またそこの部分の後のセクションまでつなげてメトロノームに合わせて練習。(実行練習)

という様に練習に取り組んでみると効率良く曲を攻略できるのではないかと思います(^^)
ぜひお試しください〜(^-^)/

P.S
メトロノームは非情なまでに自分のペースを貫き、こちらに合わせてくれないので僕の生徒さんには「大先生」と呼ばれています(^^;;笑

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福田祐次
15歳よりギターを始め大学へ進むも音楽の道を諦めきれず 大学を中退し音楽の専門学校へ。 卒業後バンドやアーティストサポート、デモンストレーター、 レコーディング、講師業など幅広く活動。 音楽業と並行しブログにて音楽関連の記事で ライブドア編集部賞を受賞、 バンドマンや起業家などに向け ビジネスセミナーを開催するなど多角的に活動中。 日本酒と魚料理をこよなく愛する。

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