未来型アンプ!kemperの簡易レビュー!

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kemperとは?

こんにちは!ギタリストの福田祐次(@fukusuke2578)です!(^^)

今回はkemperについて解説したいと思います。
kemperとは、簡単に言えばあるアンプで作った音をパッケージングして取り込んでしまうデジタルアンプの事です。

kemperはなぜすごいのか?

アンプで作った音を取り込むといっても、今までのLine6のPOD等を代表とする「モデリング」とは異なります。
モデリングとは、メーカーに委託されたミュージシャンや開発者が例えばMarshallアンプの音を聞き、Marshallに近いもの(Marshallっぽい音)を作ることです。つまり、モデリングとは模写のようなものです。

それに対し、kemperは繋げたMarshallから直接音を取り込む技術(プロファイリング)を持っているので「コピー機」のようなものです。

例えばMarshallのJCM2000があり、それで自分の好きな音色をセッティングするとします。
その状態でkemperを接続してプロファイリングするとkemperでそのJCM2000で作った音を出せるのです!(^^)

これができるという事はビンテージアンプや高級アンプのようになかなか外に持ち出しにくいアンプも気軽に持ち出す事ができる上、
デジタルアンプなので年数経過による音質が劣化する事もなく、
またkemperの中に多くのデータを保存できるので一つの個体から
Marshall、Fender、JC、Matchless、VOX、Two rock、CARR
世界中のあらゆるアンプの音を出す事ができるのです。

また、アンプの音がデジタルデータ化されているという事でUSBフラッシュメモリーにアンプデータ入れて持ち歩き、別のkemperに差し込めば同じ音が出せる上にネット上にデータをアップするサイトがあるので世界中で取り込まれた音を使う事ができます!

アンプを取り込むときにスピーカーの性質も同時に取り込む為、ライブ会場でPA機器と直接繋げばスピーカーからアンプで出した音が出せるのですヽ(´o`

エフェクターもkemper自体に歪み系、空間系、モジュレーション系、ダイナミクス系、フィルター系等ほぼ全ての種類のエフェクターが内蔵されているので自由にエフェクトをかけることも可能です。
ということは他の機材を持ち歩く必要がなくなります。

使ってみた感想

個人的な使用感ですが初めて音を出すまでは「デジタルだからチューブアンプには勝てないでしょ」と高を括っていたのですが実際に弾いてみるとピッキングのニュアンスもしっかり出せるし選んだアンプの音も再現されています。

また、プロファイリング(音を取り込む)をする際も同じアンプでも自分の好きなセッティングをしたものを取り込めるのが強みです。
これによって自分のお気に入りのセッティングをすぐに呼び出す事ができるのです。
デジタルなので劣化したりする事もないので上記のように自分のセッティングしたアンプをすぐに呼び出せる事に加え、ヴィンテージアンプの様に細かいメンテナンスをする必要もありません。

またPCのように個体は変わらないままOSのアップデートを自宅にいながらできる点も優れていると思います。
エフェクターの音色や種類も増えてきています。
ベースでももちろん使えるのも強みですね(^^)

僕自身もレコーディングなどで使ったり、ロサンゼルスへ制作へ行った時も持っていき大いに役立ってくれました!
そのうち各スタジオに一台ずつ常備されてギターとUSBを持っていけば全て完結する未来が来るかもしれませんね!(≧∇≦)

ぜひ試してみてくださいね!

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福田祐次
15歳よりギターを始め大学へ進むも音楽の道を諦めきれず 大学を中退し音楽の専門学校へ。 卒業後バンドやアーティストサポート、デモンストレーター、 レコーディング、講師業など幅広く活動。 音楽業と並行しブログにて音楽関連の記事で ライブドア編集部賞を受賞、 バンドマンや起業家などに向け ビジネスセミナーを開催するなど多角的に活動中。 日本酒と魚料理をこよなく愛する。

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