ギターの選び方 〜中級編〜

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楽器の選び方 ~入門編~ では初心者の方へ向けて記事を書かせていただきました。

今回は楽器の練習を積み重ねて何曲か弾けるようになり、

バンドも組んでアンサンブルを始めている!

という方向けの記事です。

この時期になると自分の好きなバンドや好きな音楽が少しずつ見えてくる頃ではないかと思います。

そして新たな楽器が欲しくなる頃でもあります。

ここで楽器を選ぶ際には二つの方向性が考えられます。

①今持っている楽器と同じ方向性のグレードアップバージョンを買う。

②今持っている楽器と違う方向性の楽器を買う。

です。

入門用の楽器、ここではギターを例えに使いますが

ストラトキャスターというギターを購入したとします。

(各種ギターの説明はまた別の記事にて書かせていただこうと思いますが

一般的に言えば出音がシャープなジャキーンという音がするギターです。)

①の場合は入門編では優先順位として低かった音色のレベルアップを図る目的があります。

「楽器は値段ではなく好み」

が私の持論なので安いから悪いとかでは無い部分もあるのですが

やはり入門用の安いギターは弾いた時の強弱の反応が鈍かったり、

1人で家で弾く分には問題ないのにアンサンブルでは埋もれてしまったりという事が多々あります。

また、入門用のギターはパーツや作り自体が甘い部分もあるので扱いやすさや操作性も解消するのが①の選択です。

「1人で家で弾く楽器」から「アンサンブル用の楽器」へ持ち変え

慣れているシェイプ(楽器の形)で次へのステップアップを目指す事ができます。

もう一つの選択である②は入門用に買ったギターがストラトキャスターである場合には

レスポールシェイプを選ぶという選択肢です。

一般的にはレスポールはストラトキャスターに比べて太くズッシリとした音が出ます。

どちらのギターでないとどのジャンルができないという事はもちろん無いのですが

向き不向きはあります。

例蕎麦を食べるのにフォークを使えと言われれば確かにできない事は無いのですが、

箸で食べるのが合っているようにギターも曲によって選んであげるとより楽曲がカッコ良くなります。

本やネットから情報としてギターの音色の違いを知っていても

所持してじっくり使ってみるのとでは全然違います。

実際に所持して弾き比べて見る事によって得られる経験はとても大きいもので、

バンドのリハーサルや曲を作ったりする時のイメージにも寄与してくれます。

私の意見ですがよほど入門用のギターと同じ形に愛着がない限りは

様々なシェイプのギターを持った方が音楽的な幅が広がる事から②をオススメ致します。

これから楽器を続けるのであればまだまだギターを買う機会はたくさんあります。

その時に自分の中にある知識や経験を持っている事により

その時に欲しい音や必要な楽器選びをする事ができるのです。

楽器のグレードアップも決して悪い事ではないのですが

2本目の楽器は違う方向性を持った楽器に目を向けられると今後の展望に役立つのではないでしょうか?

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福田祐次
15歳よりギターを始め大学へ進むも音楽の道を諦めきれず 大学を中退し音楽の専門学校へ。 卒業後バンドやアーティストサポート、デモンストレーター、 レコーディング、講師業など幅広く活動。 音楽業と並行しブログにて音楽関連の記事で ライブドア編集部賞を受賞、 バンドマンや起業家などに向け ビジネスセミナーを開催するなど多角的に活動中。 日本酒と魚料理をこよなく愛する。

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