ジャズコーラス(JC・Jazz Chorus)のセッティング〜クリーントーン編
というわけで前回の記事からの続きです!
前回の記事ではJCの仕組みからの攻略法でしたが、
今回は経験などから具体的な攻略法について書いてみたいと思います。
JCのクリーントーンのおすすめの使い方
JCのクリーンは上手く使いこなせるととてもクリアでコードストローク、
アルペジオ、単音弾き等どれをとっても綺麗に発音されます。
故にですが「ジャキジャキしてしまう」、「チューブアンプの様に立体感がない」と
評されてしまう事があります。
筆者も昔はスタジオなんかで隣に置いてあるマーシャルのクリーンの方が好きでしたし
扱いやすいと思っていました。
そのくせジャキジャキな音になってしまうからとミドル(中域)やベース(低域)を上げると
急にモコモコしてしまい何を弾いているか分からない音色になってしまうのです。
ここで筆者の個人的なオススメですが、
まずはトレブル(高域)、ミドル(中域)、ベース(低域)のイコライザーを
全て5(時計の針で12時)に合わせます。
そして弱いピッキングから強いピッキングまで試してみてください。
するとある一定の強さを超えた際に急に音が「ジャキッ」とする様になると思います。
個人的な経験から話をするとJCは一定の入力(ピッキングの強さ)を超えると
急激に音色が変化します。
チューブアンプの様にどのピッキングニュアンスにも反応するというよりは
「ある一定の入力から」という感じです。
弱いピッキングから強いピッキングまで試す中で
あまりにも自分の得意なピッキングの力加減より弱くジャキッとなってしまう場合は
ミドルやベースを目盛り12時より少し上げて、
逆に自分の得意なピッキングの力加減でモコモコしてしまう場合は
トレブルを少し上げてあげると扱いやすいと思います。
もちろん極端なセッティングもありですが全て目盛り5の状態を基準とすると
ギターや場所の反響が変わってもスタートが分かりやすくなります。
この「ある一定の入力を超えると」というのがあるので
ピッキングニュアンスなんて二の次で
思いきり弾く事しか考えられなかった高校生や大学生の頃のハナタレ坊主の僕には
「扱いづらいアンプ」というイメージがついてしまったのです。
段階的にピッキングが追随してくれるマーシャルなどのチューブアンプよりも力加減を考える分、
ある意味技術が必要なアンプであると言えるかもしれません。
それはまるで小さい頃にトーキックでサッカーボールを思いきり蹴って強いシュートを打っていたけれど
コントロールも効かず、つま先が痛くなっていたあの頃の様な甘酸っぱさを感じます、、、。
いや、それは感じませんね。
という事でJCの攻略法まだまだ続きます!
次回もぜひ読んで頂ければと思います!(^^)
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