ベースのチューニング方法・チューナーの選び方【初心者向け】
初めてのベースのチューニング方法
弦楽器に限らず楽器は弾く前にチューニングが必要になってきます。
たかがチューニング、、、ではなくそこそこ弾けるようになってからもチューニングは大切ですので、
初心者のうちから『ベースを弾く前は必ずチューニングする』習慣をつけておきましょう。
4弦ベースのそれぞれの弦の音
最近は5弦ベースを使用する有名ベーシストも増えてきていますが、
基本的にはベースは4弦です。
それぞれの開放弦の音は
4弦=E
3弦=A
2弦=D
1弦=G
です。
※開放弦とは何も押さえないで弾いた時の音のことです。
4弦はベースを構えた時に上の方で、一番太い弦のことです。
弦の数字が小さくなるほど(4→1)弦が細くなっていきます。
チューナーを使い上記に書いたE・A・D・Gの音に合わせていきます。
5弦ベースの場合のチューニング
5弦ベースの場合は4弦ベースの1本下(太い)の弦がついています。
5弦の音はBです。
チューナーの選び方
チューナーはたくさん種類があって、どれを使ったら良いのか最初は迷いますよね。
簡単に種類を書いていきます。
クリップタイプ
こういったタイプのもので、ベースのヘッドに取り付けます。
弾いた際の振動をチューナーが感知して音を合わせていくという仕組みです。
とても安価なものですので気軽に購入できますが、家や個人的に使う用でライブには適していないと考えておいてください。
理由は後述します。
ペダルタイプ
ペダルタイプのチューナーを使うにはシールドが必要になってきます。
アンプを使わない場合はベース→シールド→チューナーと繋いで使いますが、
アンプを使う場合にはベース→シールド→チューナー→シールド→アンプと繋ぎます。
アンプを使わない場合(家など)は最低シールド1本、
アンプを使う場合には最低シールド2本が必要です。
しかし、先ほどのクリップタイプと大きく異なる点はライブで使う際に適している、というところです。
理由はペダルタイプのチューナーはチューナーをオンにした場合にミュート(音が出ない状態)になり、
アンプから音が出ない状態でチューニングができるということです。
ライブ中にボーカルがMCをしている最中にチューニングすることが多々あります。(それくらいの頻度でチューニングをするクセを付けておきましょう)
その場合にクリップタイプだと、どうなるか想像できますでしょうか?
MCの最中にアンプから大きな音でボーンとベースの音が出た状態でチューニングすることになってしまうのです。
MCが聞き取りにくくなる上にとてもかっこ悪いですよね。
そのため、クリップタイプは家で使う用という表現をしました。
音叉
小さい頃からピアノなどの楽器をやっていて音感があると自信のある方は使うことが出来ますが、
正しい音が何かわからない状態の初心者には全くお勧めできません。
(昔から楽器をやっているから音感がある、と自負している方も実際はあまり音感が良くない方もたくさんいらっしゃいますので、正直ほとんどの場合でお勧めできません。)
ベースのチューニング方法・注意点
さて、チューニングを用意して4弦から順番に実際にチューニングをしてみましょう。
例えば4弦のEの音であれば画面にEと出てチューナーの中の印が真ん中にピッタリあったところがチューニングできた証拠です。
さて、ここで重要なポイントがあります。
4弦から1弦まで終わったら最後にもう一度4弦を弾いてみましょう。
すると、高い確率で少しズレてしまっている場合があります。
理由はベースは木で出来ているので4弦を合わせた後に3弦をチューニングすることでネックを引っ張る力が変わり、ネックの状態が少しずつ変化しているからです。
ズレている場合はもう一度4弦から1弦までチューニングし直す作業をしましょう。
これを何度か繰り返してズレない状態にしていくことがポイントです。
最後に
チューニングの大事なポイントは理解出来ましたでしょうか?
チューニングは楽器を弾く上で基本です。
やりすぎかな?と思うくらいの頻度でチューニングを行うクセをつけるようにしておきましょう。
福田 理沙
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