初めてのレコーディングで必要な物・注意点
初めてのレコーディングで用意するもの
初めてのレコーディングはとても緊張するものですし、
どれだけ事前に準備できるかによって音源の出来上がりの良し悪しは変わってきます。
今回は事前にどんなことを準備しておけば良いのかを書いていきたいと思います。
アレンジをきちんと決めておく
レコーディングの場でアレンジを考えるのはまだ慣れていない人にとってはとても効率が悪いですし、
時間の制限があるレコーディングという中でほとんどの場合は時間の無駄になります。
できる事ならレコーディング前にはプリプロをしておきましょう。
譜面・歌詞カードを準備しておく
譜面は必ず用意しておきましょう。
これは覚えているとか大丈夫、という問題ではありません。
譜面は共通用語になります。
「Bメロの4小節前からもう一回!」となった時にすぐに対応できるようにするためです。
譜面がない場合によく見かける光景はこんな感じです。
「どこ?」
↓
「〜〜って歌詞のところ」
↓
「歌詞で覚えてないからどこかわからない」
↓
「え、じゃあ一回弾いてみる?」
↓
最悪、弾いてみてもみんなの認識が違うこともあり
時間が限られているのに、こんなやり取りが続いたら時間が勿体無いですよね。
同じように歌詞カードもみんなが共通で見るものを作っておきましょう。
ボーカルはブレスの位置を書き込むためにも歌詞カードは必須です。
テンポを決めておく
これも必ず事前に決めておきましょう。
ほんの少しのテンポの違いで曲の印象は変わってきてしまいます。
これくらい、ではなく正確な数字を決めておきましょう。
クリックに合わせた練習をしておく
レコーディングはほとんどの場合クリックに合わせて演奏したものを録音していきます。
テンポが決まったらスタジオ練習の際にクリックを流して、クリックに合わせて練習しておきましょう。
最初のうちはズレるものですが、クリックに合う練習はやらないと合わせられるようになりません。
セクションによって遅くなっていた、早くなっていたというところも発見できると思うので
必ずクリックに合わせて練習しておきましょう。
どんな音源にしたいかの方向性やイメージ
エンジニアさんがどんな音源を作りたいのかを想像できるように方向性を決めておきましょう。
最初のうちはうまく伝えるのが難しいので、世の中に出回っている音源でイメージを伝えるとわかりやすいでしょう。
「リファレンスありますか?」と聞かれることもありますが、参考音源はありますか?という意味です。
コーラス、メンバー以外のパートの構成表を作っておく
コーラスをどこに入れるかをきちんと決めておきましょう。これはアレンジの段階で決めておくと良いですね。
また普段メンバーが普段担当している楽器ではない楽器を入れる場合、
(例えば普段はギター、ベース、ドラムの3人だけど、鍵盤を入れたいとか)
後になって1番のAメロに鍵盤が足りなかった!ということも意外とよくあるので、
どこに何のパートを入れるのか一覧で見れると便利です。
持ち物を確認しておこう
普段と違うことをする場合は必ず荷物を確認しておきましょう。
レコーディングに必要なものは例えば以下のようなものがあります。
・ハードディスク
録音されたデータを出来上がる状態ではなくても当日に持ち帰る場合が多いです。
データの容量が多いハードディスクを持っていきましょう。
・替えの弦などの消耗品
慣れないレコーディングで普段と違うことをするので弦が切れることやスティックが折れることを想定しておきましょう。
すぐに弦を取り替えられるような練習も普段からしておくと良いですね。
・お菓子
ふざけているように聞こえますが、長丁場のレコーディングはお菓子が必須です!笑
煮詰まった空気を打破するためにも適度な休憩は必要です。
ただ、きちんと飲食OKの場所で食べるようにしてくださいね。
スタジオの機材にご迷惑をかけることのないように注意してください。
最後に
いかがだったでしょうか?
初めてのレコーディングは誰でも緊張するものです。
うまくいかなくて悔しい思いをすることもありますが、それが次に繋がっていきます。
音楽は完成がないですが、良い音源を作れるように頑張ってくださいね!
そのためにはこの今回の事前準備が大切です!
福田 理沙
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